「雇用対策フォーラム~なぜ地元に就職しないのか~」を開催しました。

2017年11月20日

平成29年11月8日(水)八戸パークホテルにおいて、八戸地区雇用対策協議会と共催で『雇用対策フォーラム~なぜ地元に就職しないのか~』を開催しました。

同フォーラムは、若者の地元流出が止まらない現状の下、地元の企業が学生の職業観や就業ニーズを理解し、学生との間での求人・求職条件のギャップの解消を図りながら、魅力ある企業として学生に選ばれるための採用戦略を考えることを目的として開催されました。

開催に先立って、八戸地区雇用対策協議会の横町俊明会長から開催の挨拶がありました。プログラムは2部構成となっており、第1部は、八戸地域社会研究会の髙橋俊行会長から「学生はなぜ県外企業に就職希望を出すのか」について報告があり、青森県の学生の就職先、流出についての問題提起が行われました。続いて弘前大学人文社会科学部地域未来創生センターの李永俊センター長から「地方の学生労働市場における需給ミスマッチの現状」と題した講演が行われ、県内有効求人倍率と地域経済・中央経済の相関や、高度人材の雇用創出の必要性等について説明がありました。最後に株式会社アフターリクルーティング代表取締役社長の池谷昌之氏から「定着する学生を惹きつける採用戦略について」と題した講演が行われ、企業に定着しアウトプットを出すであろう人材に対して入社動機を設計することが採用活動であるとした上で、採用プロセスや認知努力の必要性について具体的な採用方法の提案を交えて説明がありました。

第2部は「若者に選ばれる地元企業の採用戦略とは」をテーマにパネルディスカッションが行われました。アルバック東北株式会社取締役総務部長の網野康司氏、株式会社吉田産業業務本部人事部採用・教育グループ副主幹の原慎氏、八戸工業大学学務部就職課長の栗橋秀行氏、青森県立八戸商業高等学校進路指導主事の田中信哉氏と株式会社アフターリクルーティング代表取締役社長の池谷昌之氏の5名をパネリストにお招きし、コーディネーターとして李永俊センター長の進行のもと、企業側の採用戦略と学生の進路状況・希望について、給与・福利厚生や働きやすさ・働きがいなど、それぞれの組織における具体的な方針や傾向をもとに議論が交わされました。特に学生のインターンシップについては活発に議論され、県内企業のインターンが県内就職につながっていない現状を明らかにし、池谷氏から「企業での仕事が、だれに、どのように役立っているのかを実感・体験できるようなインターンシップを行い、学生にその仕事のやりがいを見出してもらうことが最も大切なことである」とアドバイスがありました。

最後に青森COC+推進機構からの情報提供として、弘前大学の曽我亨副理事からCOC+推進機構の概要説明と、弘前大学学生の県内就職希望率と県内就職率の相関から、県内企業について現在より早期の求人対応が必要である旨、参加企業に対して依頼しました。

青森県の大きな課題である人口流出と雇用問題について議論された本フォーラムには、企業・自治体・金融機関などから約110名の参加がありました。プログラム終了後の質疑応答では、働き方の多様性や、具体的なインターンシッププログラムについてなど、より実践的な内容についての質問が企業の方々から投げかけられるなど、活発な議論が行われ、実りのあるフォーラムとなりました。

 

 

 

 

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