【教育】安全性を高める教育をビジネスに

自動車教習だけではない 全国から注目される取り組み

株式会社ムジコ・クリエイト 青森モータースクール

車の安全への新しいアプローチ

ムジコクリエイト

「弘前モータースクール」「青森モータースクール」など県内4カ所で自動車教習所を展開している株式会社ムジコ・クリエイトは、創立55年を超える歴史のある企業。猫のマスコットキャラクター「ニャモタン」で知られ、テレビCMで流した「モーターソング」は青森県民なら誰でも口ずさめると全国テレビでも紹介されるといったさまざまな話題を提供する。その一方で、県内では最多クラスの入校生を抱えながら、「初心運転者の交通事故状況」で毎年低い事故率を維持している。

青森モータースクールの教育推進室長・平田大輔さんは「ベルトコンベア式ではない、お客様に寄り添った形で接していくのが校風」と紹介する。入校中はもちろん、入校前・卒業後も手厚いフォローをしていることが特徴で、校内でも積極的にコミュニケーションを取る。サマーフェスタなど教習とは関係のない、卒業後もスタッフとの交流は続き、高校生や大学生だけではなく、社会人のOBも足を運ぶケースが多いという。「1つ1つの小さな取り組みがきっかけで点が線になり、線が面になっていく。訓練ではない、教育を意識していきたい」と平田さんは明かす。

事故のない社会を目指して

ムジコクリエイト

ムジコ・クリエイトでは「モータースクール事業」のほかに、地域の事故を少しでも減らすため、ペーパードライバーや高齢者などすでに免許を取得している人や、幼稚園や小学校など将来免許を取得する人向けの「交通教育事業」を展開しており、対企業向けの交通安全指導は県外からの引き合いも多い。「社員が交通事故を起こすと、企業は大きな責任問題を問われる。特に大都市圏企業だが、東北に転勤が決まった社員のために、雪道対策のドライバー講習会を受けさせたいといった問い合わせもある」と話す。

交通教育事業導入の背景には若者の車離れがある。運転免許試験の受験者は全国的に年々減少傾向にある中、免許取得事業以外の社会に貢献できるビジネスを模索。交通安全教育に予算をかける企業のニーズをいち早く察知し、大都市圏での展示会への出展やセミナーの開催を行ってきたことが結果に結びついているという。「交通社会人は作れるが、安全な交通社会人は教育でないと作れない」と平田さん。事故のない社会を目指すムジコ・クリエイトの取り組みは、これからも全国から注目される事業を展開していく。

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